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アメリカカンザイシロアリの生態と予防対策!日本で被害拡大中の外来種が駆除困難な理由

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外来種には特別な対策を!在来シロアリとは違うおそろしい特徴とは

住宅に被害を及ぼすシロアリのなかでも、アメリカカンザイシロアリに対しては特に注意が必要です。

アメリカカンザイシロアリには他の種類のシロアリと違った特徴があり、一般的なシロアリ対策では十分に防ぐことができないからです。また、特に駆除が難しい特徴があり、ひとたび発生すると大きな被害に発展することがあります。

現在被害が確認されているのは局所的ですが、生息地域は拡大傾向にあり、家をもつ人なら今後誰もが被害を受けるおそれのある問題です。アメリカカンザイシロアリのおそろしさや生態、対策や駆除方法について解説するので、正しい知識を身に付けて大切な我が家を守りましょう。

保証も効かない!アメリカンザイシロアリのおそろしさと対策

シロアリは、住宅の木部などを食害する害虫です。そのなかでもアメリカカンザイシロアリが特に問題になっているのは、被害が大きくなることが多いからです。まずはアメリカカンザイシロアリが私たちにどんな被害を及ぼすのかを知って、問題となっている理由を正しく認識しましょう。

被害規模が大きいのに気付きにくい

アメリカカンザイシロアリが住宅に及ぼす被害は、ヤマトシロアリやイエシロアリなどの在来種と比べて範囲が広い傾向があります。「乾材」という名の示すとおり、アメリカカンザイシロアリは乾燥した環境で生息することがその理由です。

在来種のシロアリは水分の豊富な場所に本拠地を作り、水分をキープしながら活動をします。そのため、被害箇所は床下や水回りなどにある程度限定されることが多いです。

対して、水分がない場所でも活動できるアメリカカンザイシロアリは行動範囲が広く、住宅のさまざまな場所に分散して巣を形成します。在来種ではあまり被害が発生しない家の屋根裏や壁の中、木製の家具などにまで広範囲に被害を及ぼすことが多いのです。

また、在来種のように蟻道(ぎどう)を作らないため、存在に気付きにくいのも被害を拡大させる要因です。蟻道とはシロアリが巣とエサ場を行き来するために作るトンネルで、シロアリの存在や巣の場所を特定するために重要な手がかりになります。

蟻道はシロアリが日光や乾燥を避けて移動ができるように作られますが、乾燥に強いアメリカカンザイシロアリには、蟻道を作る習性がないのです。そのため、いつの間にか被害が進行していて、気付いたときには家全体を修繕しなければいけないような状態になっているということがあるのです。

完全な駆除が難しく再発率が高い

アメリカカンザイシロアリは地中に巣を作るのではなく、食害した木材にそのまま住み着きます。コロニーと呼ばれるひとつの集団の規模は在来種に比べて小さいものの、あちこちに分散させていくつものコロニーを作る性質があります。

まとまって大きな巣があるよりも、分散して小さなコロニーがたくさんあるほうが、一挙に駆除することが難しいのです。駆除施工をする箇所が多くなれば、その分駆除費用も高額になります。

また、行動範囲が広いアメリカカンザイシロアリのコロニーは見つけること自体も難しく、駆除施工をしてもどこかに取り逃しがあるおそれがあります。そのため、アメリカカンザイシロアリは在来種に比べて駆除施工後に再び発生する可能性が高いのです。

侵入経路が違うので従来の予防が効かない

在来種のシロアリは基本的に、地中から床下などを通じて住宅に侵入します。そのため、日本の住宅におこなわれているシロアリ予防は、床下の土壌や基礎部分の木材に薬剤を散布するなどの方法が一般的です。

しかし、アメリカカンザイシロアリにはこの従来の予防法が通用しません。アメリカカンザイシロアリは、地中から住宅に侵入はしないからです。アメリカカンザイシロアリの住宅への侵入経路はおもに、

  • 羽アリが窓から侵入
  • 人間が持ち込む

の2通りです。

アメリカカンザイシロアリにも在来種のシロアリと同様に、羽アリが生まれます。生まれ育った巣から飛び立って新たな場所に巣を作ることで、種の拡大を図るのです。羽アリは空を飛んで窓などから住宅へ侵入するので、床下の予防は効力がありません。

また、もともと、アメリカカンザイシロアリが住み着いた木製家具が海外から日本に持ち込まれたことが問題の発端といわれています。

このシロアリは第二次世界大戦後に家具などの木材製品とともに日本に持ち込まれたと考えられているがその詳細は不明である。

引用:『生存圏研究』 第12号 – 京都大学生存圏研究所

人間が自ら家の中に持ち込んでいるのなら、家の外側に予防をしても意味がないのです。家具など木製のものを海外から購入した際には、家の中に入れる前にシロアリ駆除の薬剤を塗布するなどの対策をおすすめします。

アメリカカンザイシロアリに対応したシロアリ保証を選ぼう

住宅を新築する際には、床下などに防蟻処理というシロアリ予防の施工をするのが一般的です。この予防の効果は数年持続するため、多くのハウスメーカーやシロアリ防除施工業者などでは、持続年数に合わせて保証を用意しています。保証期間内にシロアリ被害が発生した場合に、駆除費用や被害箇所の修繕費用を負担してくれるといった保証です。

しかし、多くのシロアリ保証では、適用対象をイエシロアリやヤマトシロアリなどの在来種に限定していることが多いのです。その場合、発生したシロアリがアメリカカンザイシロアリだったときには保証が適用されず、駆除や修繕の費用は自己負担になってしまいます。

近年アメリカカンザイシロアリの被害が増えていることから、アメリカカンザイシロアリの被害に対しても適用できる保証をオプションとして用意しているところもあります。住宅の新築や購入、シロアリ防除施工を検討する際には、アメリカカンザイシロアリに対応した保証があるかどうかをチェックしておきましょう。

こまめな点検が対策になる

ひとたび発生すると被害が大きく、保証も効かないおそれがあるのなら、とにかく発生させないことが重要です。しかし、在来種と生息環境や侵入経路が異なるアメリカカンザイシロアリを確実に予防する方法は、まだ確立されていないのが現状です。

そのため、こまめに点検の実施をおすすめします。定期的にシロアリ点検をおこなっていればアメリカカンザイシロアリの発生にいち早く気付き、被害の少ないうちに対処ができます。

アメリカカンザイシロアリは発生の兆候が少ないため、見つけるには家全体をくまなく調べる必要があります。自分では限界があるので、業者に依頼するのがより確実です。

自宅にアメリカカンザイシロアリがいるか確認する方法

おそろしいといわれるほど気になるのが、実際に自宅にアメリカカンザイシロアリがいるのかどうかということでしょう。在来種に比べて少ないものの、ある程度被害が進行している場合は、その兆候が見られる場合があります。自宅にアメリカカンザイシロアリがいるときにあらわれるサインは、以下の3点です。

  • フン
  • 蹴り出し穴
  • 羽アリ

フンや蹴り出し穴は住み着かれているサイン

木材の中に住み着くアメリカカンザイシロアリは、発生したフンを木材の外に捨てます。柱や窓枠などの周辺に1ミリメートルないくらいの小さな粒状のフンが落ちていたら、その木材がアメリカカンザイシロアリに食害されている可能性が高いです。

アメリカカンザイシロアリのフン

また、アメリカカンザイシロアリはフンを外に出すために、木材に蹴り出し穴という穴を開けます。フンがたまっている場所の木材に、画びょうを刺したような1ミリメートル程度の穴が空いていないか確かめてみましょう。

アメリカカンザイシロアリの蹴り出し穴

アメリカカンザイシロアリの羽アリは地上にあらわれる

アメリカカンザイシロアリは普段は木材の中に隠れていて、地上に姿をあらわすことは基本的にありません。しかし、アメリカカンザイシロアリのなかでも羽アリは特殊な存在です。離れた場所に新たな巣を作るために生まれた羽アリは、地上に出てきます。

もしも家の中に羽アリがいた場合、シロアリが外から侵入してきたか、すでに家の中に巣がある可能性があります。アメリカカンザイシロアリの羽アリは体長が7~10ミリメートル程度で、頭が赤っぽく、羽根と胴体が黒っぽいのが特徴です。

アメリカカンザイシロアリの羽アリ

羽アリ自体を目撃しなくても、羽根の残骸を目にすることもあります。シロアリの羽アリの羽はとても取れやすく、1ヵ所に集まって落ちていることがよくあるのです。

羽の残骸

業者はアメリカカンザイシロアリの調査もしてくれる

より確実な確認方法が、シロアリ駆除業者に調査してもらうことです。シロアリ駆除業者では、駆除や予防施工に先立って点検調査をおこないます。駆除や予防をするにあたって、シロアリがいるかどうかの確認や巣の場所の特定をする必要があるからです。

そのため、シロアリが発生している確証がなくとりあえず調査してほしいという場合でも、基本的に業者は対応してくれます。多くの業者では無料調査を実施しているので、シロアリが見つからなければ基本的に費用はかかりません。

ただし、依頼の際にはその業者がアメリカカンザイシロアリについて知識や調査の技術をもっているか確認しておきましょう。業者によっては、アメリカカンザイシロアリの調査や駆除の経験がなく、正確な調査ができないこともあるからです。

知識と経験の豊富なシロアリ駆除業者なら、床下や屋根裏など目の届きにくい場所までくまなく調査をし、アメリカカンザイシロアリの有無を確かめてくれます。

もしもアメリカカンザイシロアリがいた場合には、業者にすぐに対処を頼めば被害を最小限に抑えられます。定期的な点検を提供している業者もあるので、こまめに確認してもらえば安心して過ごすことができます。

外来種アメリカカンザイシロアリの特徴

アメリカカンザイシロアリの基本的な情報も知っておきましょう。家でシロアリが発生したときに、それがアメリカカンザイシロアリなのかその他の在来種なのかを判別するのに役立ちます。

日本では局所的に分布

日本で現在アメリカカンザイシロアリの被害が確認されている地域は、住宅が密集している都市部を中心に点在しています。アメリカカンザイシロアリは木材の中を移動して行動範囲を拡大していくため、隣家との距離が近い場所で被害が広がりやすいのです。

アメリカカンザイシロアリの生息域

地中を移動する在来種に比べて住宅への侵入経路が少ないため、分布地域は限定的です。しかし、スピードは遅いながらも発見される地域は拡大傾向にあります。駆除や予防が難しい分、今後ますます生息地域が広がっていく可能性が高いのです。

種類ごとの外見の違い

シロアリは集団で生活をする昆虫で、コロニーを構成する個体にはいくつかの種類があり、それぞれに役割があります。アメリカカンザイシロアリの種類ごとの役割と外見の特徴を以下の表にまとめます。

アメリカカンザイシロアリの種類と特徴
名称 役割 特徴
働きアリ エサの調達
巣の工事
卵の世話 など
5~8mm前後
乳白色
兵隊アリ 巣の周りの警護や監視 8~11mm前後
体が乳白色で頭が赤褐色~黒色
アゴが太くて長い
羽アリ 新たな巣を作る
新しい女王や王になる
6~8mm前後
羽は10mm前後
羽と体が黒色で頭が赤褐色
7月~9月頃の時期に発生
ニンフ 羽アリになる前の個体
女王や王の予備
7~8mm前後
乳白色
背中に小さな羽が付いている
女王アリ・王アリ 生殖・産卵をおこなう 10mm前後
体が黒色で頭が赤褐色

(参考:シロアリ目 – 公益財団法人文化財虫菌害研究所

シロアリの階級とその役割については▼こちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

本場では【くん蒸】【ホウ酸塩】の駆除が主流

本拠地であるアメリカではアメリカカンザイシロアリにどのような対応がされているのかを知っておけば、参考になるはずです。日本で現在行われている対応策とも比較して見ましょう。

くん蒸処理でアメリカカンザイシロアリも一網打尽

欧米でシロアリ駆除をする場合、一般的に採用されている方法がくん蒸処理です。家全体をシートで包み、内部に駆除薬剤を充満させてシロアリを死滅させます。家全体に効果があるため、家中に散らばっているアメリカカンザイシロアリもまとめて駆除可能です。

くん蒸処理が日本であまり一般的でない理由は、日本の住宅は近接して建っていることが多く、隣家へ影響を及ぼすおそれがあることがあげられます。また、他の方法に比べて大掛かりな施工になるため費用が高いことも大きな要因です。

人体にも安全なホウ酸塩処理

日本の防蟻処理は木部などに薬剤を散布する方法が一般的ですが、シロアリ駆除や予防に効果があるとされる多くの薬剤が、アメリカでは住宅への使用が禁止されています。そのため、アメリカではホウ酸が予防対策としてよく使われます。住宅の建材として使われる木部には、ホウ酸を主成分とした天然鉱物であるホウ酸塩を塗布するのです。

シロアリはホウ酸を体内で分解することができず、一定量摂取すると死んでしまうのです。また、木材の腐食を防ぐ防腐剤としても効果があります。ホウ酸は天然成分なので人体や環境に悪影響がなく、薬剤と違って揮発しないので効果の持続時間が長いのも大きなメリットです。

ホウ酸はスーパーなどでも手軽に手に入るため、ある程度なら自分で予防施工をすることも可能です。

ホウ酸を使った詳しいシロアリ対策方法は▼こちらをご覧ください。

ただし、水で流れてしまうため屋外や土壌での使用には向かず、アメリカカンザイシロアリ以外のシロアリの予防には効果的ではないというデメリットもあります。また、日本ではホウ酸を使ったシロアリ防除施行に対応している業者はまだまだ少ないのが現状です。

日本では穿孔処理が一般的

日本で特にアメリカカンザイシロアリが発生した場合の駆除方法として採用されるのは、穿孔(せんこう)処理という方法が多いです。木材に穴を開け、そこに駆除薬剤を注入して染み込ませ、木材の中にいるシロアリを死滅させます。駆除薬剤の効果は持続するため、一度穿孔処理をした箇所は数年間シロアリを予防できます。

ただし、日本で使われるシロアリ駆除薬剤は強力なので、人体への悪影響が懸念されます。現在は基本的に、に認可審査を通った安全性の高い薬剤が使用されています。(参考:公益社団法人日本しろあり対策協会

しかし、安全なのは床下など人が立ち入らない場所に使われる前提の話です。家のあらゆる場所に発生するアメリカカンザイシロアリに対応しようと居住部分にも施工をすれば、小さな子どもやペット、薬剤に敏感な人などには悪影響も考えられます。

また、家中の柱や屋根に至るまですべての木材に穿孔処理を施すというのは現実的ではありません。局所的にしか施工ができない以上、発生しているアメリカカンザイシロアリを完全には駆除できない可能性が高いのです。

まとめ

在来種と違った生態をもつアメリカカンザイシロアリは日本においては未知の脅威であり、確実な駆除や予防の方法がまだ確立されていないのが現実です。今後新しい対策方法が開発されるかもしれませんが、現状ではできるだけ被害を最小限に抑える工夫をするのが精一杯の対策です。

被害の兆候は自分でチェックすることもできますが、シロアリ駆除業者に家の中をくまなく調査してもらうのがより確実です。大切な我が家で安心して生活ができるよう、業者の点検を定期的に利用しましょう。

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