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シロアリの種類を見分けよう!ヤマトシロアリ・イエシロアリの特徴

投稿日:2021/3/15

シロアリの見分け方 種類によって異なる生態と危険度

シロアリは世界に3,000種以上もの種類がいるといわれています。
そのなかで、日本に生息しているシロアリは12属22種。

代表的なのがヤマトシロアリとイエシロアリ、外来種のアメリカカンザイシロアリです。彼らは、建物に被害をおよぼす種類として知られています。

この3種の特徴を知っておけば、効果的な対策をとれるはずです。
さっそく、シロアリや羽アリを画像(イラスト)で確認していきましょう!

また業者さんに駆除を依頼するときにも役立つかと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事でわかること
  • 建物に被害をおよぼすシロアリの見分け方
  • 日本に生息する20種類以上のシロアリの特徴
  • 興味深い生態をもつ世界のシロアリ

日本の被害の大半を占める種類はヤマトシロアリとイエシロアリ

日本のシロアリ被害の大半は、ヤマトシロアリイエシロアリによって引き起こされています。

まずはイラストでその違いをチェック!

ヤマトシロアリとイエシロアリの見分け方

家で発見したシロアリは、ヤマトシロアリ?イエシロアリ?

よっぽどの昆虫好きでない限り、ぱっと見ただけだと判断するのは難しいかもしれません。

というのも、シロアリは同じ種類でも、役割によって見た目がさまざまだからです。

役割によって階級も分かれていて、色や大きさ、さらには寿命なども違ってきます。

【シロアリの階級と役割】

階級 役割と特徴
女王アリ
王アリ
ペアになって生殖をおこなう。1つの群れに女王アリと王アリは1匹ずつ。
副女王アリ
副王アリ
女王アリ・王アリが死んだときの交代要員。
羽アリ 新しい群れを作るために飛び立つ女王アリ・王アリの候補
ニンフ 羽アリの前段階で、副女王アリ・副王アリになることもある。 巣の中で職蟻とともに卵や幼虫の世話をおこなっており、見た目も職蟻に似ている。
兵蟻
(へいぎ)
天敵から巣を守る兵隊アリ。
職蟻
(しょくぎ)
卵や幼虫の世話、エサ集め、巣作りなど、巣の仕事全般をおこなう働きアリ。 群れの大半は職蟻で構成されている。

ここからは、ヤマトシロアリとイエシロアリの見分け方を、見た目と生態にパートを分けて解説していきます。

羽アリで見分ける

見た目で種類を見分けやすいのは、羽アリと兵蟻、個体数が多い職蟻です。

家の中で見つけたシロアリに近い個体はいますか?

ヤマトシロアリの羽アリ イエシロアリの羽アリ
ヤマトシロアリの羽アリ イエシロアリの羽アリ
体長:4.5~7.5mm程度
体色:黒褐色
羽色:半透明の淡い黒褐色
体長:7.4~9.4mm程度
体色:黄褐色
羽色:半透明の淡い黄色

ヤマトシロアリの羽アリは小型で黒っぽいのに対し、イエシロアリの羽アリは大型で黄~赤っぽい見た目です。

羽アリは「群飛(ぐんび)」といって、新たな群れを作るために一斉に飛び立ちますが、ヤマトシロアリとイエシロアリでは群飛の時期に違いがあります。

ヤマトシロアリの群飛時期 イエシロアリの群飛時期
4~5月頃の暖かい日の昼間。
地域差があり、気候によっては2月(九州・沖縄)~6月(東北・北海道)に飛ぶこともある。
6~7月の暖かく湿度が高い日の夕方から夜。

群飛後に地上に降り立ったシロアリは羽を切り落とすため、羽なしの状態で見つかることもあります。

兵蟻で見分ける

兵蟻はヤマトシロアリとイエシロアリで頭部の形が大きく違うため、種類を見分けやすい階級です。

ヤマトシロアリの兵蟻 イエシロアリの兵蟻
ヤマトシロアリの兵蟻 イエシロアリの兵蟻
体長:3.5~6mm程度
頭の形:長方形で体長の1/2程度と大きい
体長:3.8~6.5mm程度
頭の形:丸っこい卵型で体長の1/3程度

【見た目】職蟻で見分けるのは難しい

ヤマトシロアリとイエシロアリの職蟻はそっくりです。

イエシロアリのほうが、少し色が濃い程度で形も似ているため、職蟻での種類の判別は難しいかもしれません。

ヤマトシロアリの職蟻 イエシロアリの職蟻
ヤマトシロアリの職蟻 イエシロアリの職蟻
体長:3.5~5mm程度
体色:乳白色
体長:3.3~5.2mm程度
体色:乳白色

ヤマトシロアリもイエシロアリも生息場所に土中を含む土壌性シロアリで、床下の土壌が家屋への侵入経路となります。そのため、日本のシロアリ予防の基本は、床下への薬剤散布です。駆除時には床下に加えて、被害箇所への薬剤散布・注入もおこないます。

ヤマトシロアリの特徴

ヤマトシロアリは寒さに強いシロアリで、北海道の北部を除いた日本全国で分布が確認されています。この生息地域の広さが、ヤマトシロアリの被害件数が多い理由のひとつです。

群れを構成する固体の数は1~2万匹程度で、食害スピードが比較的ゆるやかなため発見が遅れやすいという特徴もあります。

ヤマトシロアリが好んで食べるのは湿った木材です。そのため、湿気がたまりやすい床下を中心に、浴室やキッチン、トイレなどの水回りでの被害も多く発生します。

イエシロアリの特徴

イエシロアリはヤマトシロアリに比べて寒さに弱いため、分布域が太平洋側の温暖な地域(関東以南)に限られます。生息地域の狭さが被害件数の少なさにつながっているわけですが、被害の規模はヤマトシロアリを上回ることが多いです。

イエシロアリの被害が深刻化しやすい理由のひとつは、群れの個体数の多さです。繁殖が進むと数十万匹~百万匹にもなり、食害スピードが速いため一気に被害が広がってしまいます。

地中の本巣に加えて加害箇所との中継地点に分巣を作ることもあり、行動範囲が広いのもイエシロアリの特徴です。

イエシロアリもヤマトシロアリと同様に湿った木材を好みますが、水を運んで自分で湿らせることができます。そのため、床下や水回りに加えて、建物の2階以上や屋根裏などの湿気の少ない場所にまで被害が広がることも珍しくありません。

被害が大きくなりやすいイエシロアリは、ヤマトシロアリより駆除費用が高くなる傾向があります。

被害が多いのはヤマトシロアリ

特にヤマトシロアリ被害の発生件数が多く、2013年(平成25年)におこなわれたシロアリ被害実態調査では、シロアリ被害の92%がヤマトシロアリ、7.7%がイエシロアリによるものだという

結果が出ているほどです。ちなみに、残り0.3%は次章でご紹介するアメリカカンザイシロアリです。
(参考:日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合「シロアリ被害実態調査報告書」

ヤマトシロアリもイエシロアリも生息場所に土中を含む土壌性シロアリで、床下の土壌が家屋への侵入経路となります。

そのため、日本のシロアリ予防の基本は、床下への薬剤散布です。駆除時には床下に加えて、被害箇所への薬剤散布・注入もおこないます。

外来種のアメリカカンザイシロアリも分布を広げている

羽アリ 兵蟻 職蟻
アメリカカンザイシロアリの羽アリ アメリカカンザイシロアリの兵蟻 アメリカカンザイシロアリの職蟻
体長:6~8mm程度
体色:頭部は赤褐色で腹部は黒褐色
羽色:半透明の淡い黒褐色
体長:8~11mm程度
頭部:長方形で濃い褐色
体長5~7mm程度
体色:乳白色

アメリカカンザイシロアリはその名のとおり、北アメリカを原産とする外来種のシロアリです。1970年代から輸入家具や輸入建材に紛れて日本にもやってくるようになり、現在も海外からの移入や羽アリの飛来によって生息場所を拡大しています。

アメリカカンザイシロアリがヤマトシロアリやイエシロアリと大きく違うのは、乾燥した木材を好んで食べる乾材シロアリだという点です。土壌には生息せず、木材の中で生活しています。

床下からの侵入が多い土壌性シロアリとは異なり、アメリカカンザイシロアリは羽アリの飛来で移動するため床下への薬剤散布では予防できません。また、生息場所の特定も難しく、数十匹~数百匹程度の小規模な群れで点在するため、根本的な駆除が難しいシロアリとして恐れられています。

「半透明の羽を見つけた」「木くずのようなものが落ちている」などの兆候に心当たりのある方は、一度シロアリ業者に調査してもらうといいでしょう。

見つけた虫はシロアリではないかも?

ここまでは、日本の建物に加害するヤマトシロアリ・イエシロアリ・アメリカカンザイシロアリの特徴をご紹介してきました。

もしも、家にいた虫の見た目が上記の3種類のどれにも当てはまらない場合は、シロアリではないかもしれません。特に羽アリは、シロアリだけでなくアリ(通称クロアリ)でも発生するため見間違えやすいです。

見つけた羽アリがクロアリなら、木材を食べられることはないので安心してくださいね。

シロアリとクロアリの見分け方は以下のとおりです。

シロアリとクロアリの羽アリの見分け方

シロアリの胴体にはくびれがありませんが、クロアリは大きくくびれています。羽の大きさはシロアリが前後4枚とも同じなのに対し、クロアリはうしろの2枚に比べて前の2枚が大きいです。

さらに、シロアリの触覚は数珠状にまっすぐ伸びていますが、クロアリの触覚は「く」の字に折れています。

ご自宅で発生した羽アリがシロアリの特徴に当てはまった方は、弊社にご相談ください。シロアリに住み着かれていないか、隅々まで調査をおこないましょう。

シロアリともクロアリとも見た目が違う場合は他の虫の可能性もありますが、不安を取り除くためにも一度調査を受診することをおすすめします。

日本には20種類以上のシロアリが生息している

家屋に被害をおよぼすシロアリとして知られているのはヤマトシロアリとイエシロアリですが、実は日本には20種類以上のシロアリが生息しています。

日本にいるのは以下の4つの科に分類されるシロアリです。

  • ミゾガシラシロアリ科
  • レイビシロアリ科
  • オオシロアリ科
  • シロアリ科

それぞれの科の特徴とシロアリの種類をご紹介します。

ミゾガシラシロアリ科

ヤマトシロアリとイエシロアリはミゾガシラシロアリ科に属します。土壌性のシロアリが多く、住宅の木材を加害する種類も多いです。

ミゾガシラシロアリ科はヤマトシロアリ属イエシロアリ属に分けられ、ヤマトシロアリ属には以下の種類のシロアリもいます。

名称 分布地域
カンモンシロアリ 関門海峡周辺
アマミシロアリ 奄美大島、与論島
ミヤタケシロアリ 奄美大島、徳之島、沖縄本島
オキナワシロアリ 沖縄本島
キアシシロアリ 八重山諸島(西表島、石垣島、与那国島)
ヤエヤマシロアリ 八重山諸島(西表島、石垣島)

レイビシロアリ科

レイビシロアリ科は、アメリカカンザイシロアリをはじめとした乾材シロアリが多く属する科です。日本に生息するレイビシロアリ科のシロアリには、住宅の木材に加害する種類と加害しない種類がいます。

建物に加害するシロアリ
名称 分布地域と特徴
ダイコクシロアリ 日本の乾材シロアリ。寒さに弱く、奄美大島以南と小笠原諸島にのみ分布している。
アメリカカンザイシロアリ 関東以南の都市部を中心に局所的に生息している。
ニシインドカンザイシロアリ 外来種のシロアリで、本州で発見された事例が複数あるが定着は確認されていない。

以下の4種はいずれも枯れ木や枯れ枝などに生息するシロアリで、建物に被害をおよぼすことはありません。

建物に加害しないシロアリ
名称 分布地域
ナカジマシロアリ 福井県蒼島、小笠原諸島、紀伊半島、四国・九州の太平洋側、奄美大島
カタンシロアリ 静岡県以南の太平洋沿岸
サツマシロアリ 四国の足摺岬以南の太平洋沿岸
コウシュンシロアリ 沖縄本島、八重山諸島

オオシロアリ科

オオシロアリ科のシロアリは湿材シロアリと呼ばれ、湿った朽木に住み着く大型のシロアリです。

日本では以下の2種類が発見されていますが、森林に生息する種類で家屋への被害は確認されていません。

名称 分布地域と特徴
オオシロアリ 日本のシロアリのなかで最も大きい種類で、体長が20mmにもなる個体もいる。 高知県足摺岬、鹿児島県大隅半島南端部、種子島、屋久島、奄美諸島などに分布している。
ネバダオオシロアリ 北米原産の外来種で、兵庫県川西市の山林への定着が確認されている。

シロアリ科

シロアリ科は高等シロアリとも呼ばれており、基本的に建物を加害しません。日本で確認されている以下の5種類は、沖縄や八重山諸島にのみ生息しています。

名称 特徴
タイワンシロアリ オオキノコシロアリタケというキノコを栽培する種類で、「キノコシロアリ」とも呼ばれている。
タカサゴシロアリ 兵蟻のツノがテングの鼻のように長い「テングシロアリ」の仲間。
ニトベシロアリ 土の中に生息し、腐葉土を食べる種類。兵蟻の大あごが大きくねじれているのが特徴。
ムシャシロアリ ニトベシロアリと同じく腐葉土を食べる種類。兵蟻の大あごは、少しだけねじれている。
トビツノシロアリ トビツノシロアリも腐葉土を食べる種類だが、兵蟻の大あごはねじれのないアーチ型をしている。

世界のシロアリは2,000種以上!木材に加害する種類はほんの一部

新種の発見や分類方法の変更で詳しい数は変動しますが、世界には2,000種類を超えるシロアリが生息しています。

そのうち、約70%がシロアリ科に属する種類で、家屋の木材を加害することはほとんどありません。

建物を加害するシロアリとして恐れられているのは、ごく一部の種類だということがわかりますね。

日本のシロアリとは生態が大きく異なる種類

世界のシロアリのなかには、日本のシロアリと大きく異なる生態をもつ種類が多数います。

例えば、ブラジルに生息するテングシロアリの仲間は、巨大なアリ塚を建設することで知られています。

2018年には、なんと4千年近くも前から建設が続けられている塚群も発見されました。高さ最大3メートルの塚が2億個ほど連なった塚群の面積は、イギリス全土とほぼ同じという驚きの大きさです。
(参考:CNN.co.jp「シロアリの巨大アリ塚群、ブラジルで発見 4000年近く前から」

また、オーストラリアに生息する ナスティテルメス・シロアリ(シロアリ科)の 女王アリの寿命は約100年で、昆虫のなかで最も長生きだといわれています。ナスティテルメス・シロアリも塚を作るシロアリで、塚の高さは6メートルにもなります。

まとめ

日本には20種類以上のシロアリが生息していますが、建物への被害の大半はヤマトシロアリとイエシロアリによるものです。どちらも湿った環境を好む土壌性のシロアリで、床下から家屋へ侵入して建材を食い荒らします。

一方、外来種のアメリカカンザイシロアリは、乾いた木材に住み着くシロアリです。輸入家具に紛れての侵入や羽アリの飛来によって生息場所を拡大しています。

ご自宅で発見したシロアリは、兵蟻の見た目や羽アリの発生時期で種類を判別できます。どの種類のシロアリでも、建物への被害が確認されたら駆除が必要です。

より確実に発生状況を特定するためにも、早めに害虫駆除業者の調査を受診しましょう。弊社では調査のご依頼を無料で承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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