「ベイト剤」の効果的な設置場所とゴキブリを寄せ付けない4つのポイント

投稿日: 2018/12/4

もっとも効果的なゴキブリ対策、それは、「ベイト剤」(毒餌剤)を設置すること。家の中のどこかに隠れているゴキブリを一網打尽にするには、ベイト剤を置くのが一番じゃ!
また、侵入してくるゴキブリを駆除することもできる。とはいえ、その力を十分に発揮してもらうためには、設置方法や設置場所が重要なんじゃ。


ゴキブリによって違う!?ベイト剤の置き方

ベイト剤とは、虫の好む餌に殺虫成分を配合した、いわば毒餌剤です。特に、ゴキブリ駆除用の毒餌剤をベイト剤という場合もあります。
ベイト剤について詳しくは⇒『ゴキブリを見ないで駆除できる!ベイト剤・捕獲器・くん煙剤・忌避剤の効果』

ベイト剤は、
・家の中のどこかに潜んでいるゴキブリ
・侵入してくるゴキブリ

の両方を駆除することができる優れもの。
ちなみに、室内にベイト剤を置くと、外にいるゴキブリを呼び寄せてしまうのではないか……と心配になるかもしれませんが、基本的には、外のゴキブリを呼び寄せることはありません
心配な人は⇒『ゴキブリを見ないで駆除できる!ベイト剤・捕獲器・くん煙剤・忌避剤の効果』

ベイト剤がその効果を十分に発揮できるかどうかは、置き方や置く場所によって変わってきます。さらに、駆除したいゴキブリによって置き方が異なるのです。
以下をチェックして、checkが多いほうから確認してみましょう。

基本のベイト剤の置き方

【基本のベイト剤の置き方】
設置場所
侵入経路付近・隠れ場所(巣)付近
設置する際のポイント
侵入経路は必須。ベイト剤の数は少なくてもOK
設置時期
5~9月

一般家庭でもっともよく見られるのはクロゴキブリです。次いで、ヤマトゴキブリやワモンゴキブリも比較的よく見られます。この3種は大型で、よく似た行動をするため、同じ対策方法が有効です。
ゴキブリの生態について詳しくは⇒『ゴキブリ4種の生態|生息地・成長・行動・寿命の違いとは?』

ベイト剤の設置時期は、成虫が屋内に侵入し始める5、6月からが必須です。特に、侵入してくる場所の近くに設置すると効果てきめん! 奥へ奥へと侵入される前に死んでいただきましょう。そうすれば、家の中に卵を産み付けられる心配もありません。もちろん、隠れ場所(巣)になりそうな場所にも設置しておくといいでしょう。

クロゴキブリ・ヤマトゴキブリ・ワモンゴキブリは行動範囲が広く、縦横無尽に動くので、ベイト剤一つひとつをどれくらいの間隔で置けばいいか、といった細かなことは考える必要はありません。侵入経路と巣に1~2つずつ置いて狙い撃ちするのです。
代表的な侵入経路については⇒『【専門家監修】ゴキブリはどこから入る?5つの侵入経路と防止対策』

これら3種の大型ゴキブリは、屋内に侵入すると、まず水と餌を探すため、侵入場所付近に設置した餌を含むベイト剤は確実にヒットするのです。

ベイト剤の置き方―チャバネゴキブリの場合

【ベイト剤の置き方―チャバネゴキブリの場合】
設置場所
隠れ場所(巣)付近
設置する際のポイント
巣や巣の周りに50cm程度の間隔で置く
設置時期
見かけたらいつでも(季節はあまり関係がない)

チャバネゴキブリは一般家庭ではあまり見られませんが、もしも生息していたら厄介です。というのも、チャバネゴキブリは、クロゴキブリなどに比べて増殖スピードが速いのです。越冬休眠(生命活動をいったん停止して越冬すること)もしませんから、寒い時期でも暖かな場所で増えていく……。彼らを見かけたら、すぐにベイト剤を設置しましょう。

大切なのは、ベイト剤の設置の仕方。

巣とその周辺に、50cm程度の間隔で置いてください。チャバネゴキブリは行動範囲が狭く、特に冬は、巣から50cm程度の距離を行き来していることが多いのです。さらに、チャバネゴキブリは、体が冷えると動けなくなるので、特に冬場は、限られた暖かい場所で密集している可能性が高い。そこにベイト剤をたくさん置いて一気に退治する、というわけです。

昔は一般家庭にはチャバネはほとんどおらんかった。住宅の台所やトイレといった水回りは、チャバネからすると寒いところだったんじゃ。特に冬場は底冷えするから、たとえ暖かな冷蔵庫周辺にいたとしても、水や餌までたどり着けずに死んでしまう、というわけじゃ。5°Cくらいだと、1mを越えると食事の後で巣に戻れなくなる恐れがあるようじゃ(辻、2000年)。ところが、いまの住宅は、どこもかしこも年中あったか。それで、チャバネが少しずつ住宅にも進出していると考えられるんじゃよ。

ベイト剤は「侵入場所」と「隅」に設置しよう

ゴキブリは外部につながる出入口、例えば玄関や窓、排水溝などから侵入し、そこから家の奥へと歩みを進め、「隅」にじっと隠れています。したがって各エリアの設置場所は、「侵入経路付近」と、「隅」が基本です。

では、ベイト剤を置く場所をエリアごとにチェックしていきましょう。ご自宅でよく遭遇するエリアや、侵入されているであろう場所から優先的に設置してみてください。

台所

設置場所
侵入場所

台所は、水と餌が豊富なので、ゴキブリ遭遇スポットのNo. 1のエリアです。ということは、もっともゴキブリの巣になりやすい場所でもあるということですね。
詳しくは⇒『ゴキブリの巣はどこにある?対策場所をチェックしよう!』

また、台所におけるおもな侵入経路は、窓と排水溝、排水管を通すために開けた穴などです。ベイト剤は水がかかると崩れてしまうため、排水溝にはなかなか置けません。旅行などで家をしばらく空ける際に置いておくのはいいでしょう。

水回り

水回りも、巣になりやすい場所ですね。排水溝や窓があるので、侵入経路としても要注意エリアです。台所と同じく、排水溝に設置するのは難しいですが、浴室であれば、使用していない時間は置いておいて、入浴時には別の場所によけておくのもひとつの手です。

トイレは、隅っこに置いておけば効果が得られますが、子どもやペットがいる場合には、口にしてしまうと危険なので、すぐ目につく場所への設置は避けてください

玄関・ベランダ

玄関・窓・ベランダは、ゴキブリがよく侵入してくる場所です。とはいえ、子どもやペットがいる場合は、玄関扉のすぐ横といった目立つ場所に置いておくわけにはいきません。したがって、ゴキブリの巣になりやすい「奥」「隅」に重点的に置くのがいいでしょう。玄関であれば靴箱、べランダであれば、エアコンの室外機の下などです。

ベランダにベイト剤を置く場合は、ゴキブリ以外の生き物が口にしないように、ケースに入ったベイト剤にしよう。とはいえ、ベイト剤の設置は家の中だけでも十分効果を発揮してくれるから、野良猫や鳥が入り込めるような庭には、念のために、ベイト剤を設置しないほうがいいじゃろう。

居室

居室においても、テレビや家具の裏側といった普段目に触れない場所に設置しましょう。

ゴキブリの侵入経路のひとつである屋根裏は、クロゴキブリが卵を産み付ける場所でもある。もし、ご自宅が、簡単に屋根裏に上がれる構造の家の場合は、屋根裏にもベイト剤を設置しておくといいじゃろう。産卵防止にもつながるわけじゃ。
ゴキブリの産卵場所については
『ゴキブリの産卵場所(屋内の場合)孵化時期、駆除方法についてもご紹介!』

ゴキブリを寄せ付けないための4つのポイント

ベイト剤を置きさえすればOKか? というとそんなことはありません。せっかくベイト剤を設置しても、ゴキブリの好物がたくさん転がっていれば、ゴキブリたちはベイト剤ではなく、そちらを選んでしまいます。ベイト剤に十分に力を発揮してもらうためには、それ相応の心がけが大切です。

そこで以下の4つのポイントが身に付けば、もう怖いものはありません! 是非、できるところから、はじめてみてくださいね。

【ポイント1】餌になるものを放置しない

ベイト剤に食いついてもらうためには、ほかの餌をなくす必要があります。

具体的には、
・食べかけのものは蓋つきの容器に保存する
・食べ終えた後の食器を放置せずにすぐに洗う
・生ごみが出たらなるべく早く処理をする
といった工夫をするといいでしょう。

【ポイント2】油汚れは残さない

匂いに敏感なゴキブリは、油の匂いも大好き。ギトギトベタベタのガスコンロや換気扇は、彼らからすればいい匂いの発生源ですから、放置していると、誘引することになるのです。油汚れはこまめに掃除しましょう。

【ポイント3】水気はなるべく除去する

ゴキブリは何より水を求めているので、水気があるところ、湿気があるところに寄ってきます。台所のシンクや調理台、浴室、洗面所、洗濯機周辺は、なるべく水気を拭き取っておきたいですね。

ゴキブリは水がないと生きていけません。人間と同じですね。ボクもそうです! だからこそ彼らは、屋内に侵入したらまず水を求めて移動するのです。飲食店の調理場にゴキブリがたくさんいるのは、餌が豊富であること、暖かいことに加えて、常に床が水で濡れているという理由もあるのです。

また、ゴキブリは、餌がなくなると、埃や水垢、髪の毛をはじめなんでも食べますから、常日頃から清潔にしておくことも大切ですね。

【ポイント4】物を移動しやすい状態にする

ゴキブリは、私たちの目が届きにくい、奥や隅、裏、そして隙間でじっとしています。例えば、タンスと壁の隙間、食器棚と調理台の隙間など。こういうと、隙間をなくせばいいじゃないかと思われるかもしれませんが、私たちの目にはピタリとくっついているように見えても、わずかな隙間はできてしまうもの。彼らはそのわずかな隙間にも入り込むことができるのです。であれば、くっつけてしまうのではなく、こまめに掃除をしたり、チェックしたりできるように、移動しやすい配置にしたほうがいい、というわけです。


まとめ

今回は、ベイト剤の設置方法と設置場所、そして、ゴキブリを寄せ付けないための4つの習慣を見てきました。
簡単におさらいをすると、

ベイト剤設置のポイント

・クロゴキブリ・ヤマトゴキブリ・ワモンゴキブリ(大型)は、侵入経路付近と巣に少数を置き、狙い撃ち!

・チャバネゴキブリ(小型)は、巣、および巣の周辺の50cm間隔でたくさん設置して一気に始末!

ベイト剤の設置場所

侵入経路と巣の周辺の「奥」と「隅」に設置するのが鉄則

ゴキブリを寄せ付けないための4つの習慣

1.餌になるものを放置しない
2.油汚れは残さない
3.水気はなるべく除去する
4.物を移動しやすい状態にする

でした。
ベイト剤を置いても効果が実感できない、という人がいれば、一度設置場所などを見直してみてくださいね。

また、「遭遇場所に近いエリアから攻めていくよりも、よりピンポイントにベイト剤を設置したい!」という人は、まずはトラップを仕掛けて、侵入経路や巣の場所を特定しましょう。怪しいと思う隙間や侵入場所に、市販の捕獲器を仕掛けてみてください。かかったゴキブリの数が多い場所からベイト剤を設置していけば、間違いなく攻め落とせるでしょう。
おススメベイト剤は⇒『最強ベイト剤ベスト5|ゴキブリ対策アを編集部が徹底比較』

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