【閲覧注意】ゴキブリを食べる!女子2人で昆虫食イベントに参加してきました!

投稿日: 2019/4/16

昆虫食イベント「米とサーカスで昆虫食を楽しむ会」の試食会風景

昆虫料理研究家の内山昭一さんが主催する昆虫食イベント「米とサーカスで昆虫食を楽しむ会」。今回、「食用ゴキブリ」を自分たちで調理して味わえるというということを知り、食欲&好奇心旺盛なゴキラボ編集部(女子2名)も参加してきました。「食用ゴキブリ」の味や食感を実食レポートします!(2019年4月13日開催/場所:獣肉酒家「米とサーカス」)

「米とサーカスで昆虫食を楽しむ会」とは?

昆虫食イベントの参加者たち
イベントには、老若男女問わず多くの参加者が集まっていました。「ゴキブリを食べたことがある人はいますか?」という質問に、約5名が挙手。さすが昆虫食愛好家が集まるイベントです!

近年、栄養食として注目が集まる昆虫。「米とサーカスで昆虫食を楽しむ会」は、栄養豊富な昆虫を、さまざまな料理で楽しんでみようというグルメイベント。なんと、昆虫食を味わうだけでなく、昆虫を調理するところから体験できるのです!

今回は“食用3大ゴキブリ”と呼ばれるアルゼンチンモリゴキブリ(デュビア)、マダガスカルヒッシングローチ(マダガスカルゴキブリ)、トルキスタンゴキブリ(レッドローチ)を使ったスペイン料理を作ります。
「ゴキブリ料理をやりたい」という声に応えて開催することになったけれど、人が集まるか心配だったという内山さん。ふたを開けてみると、大勢の参加者がいて、意外にも女性が多かったことに驚いたと話していらっしゃいました。

食用ゴキブリのメニューとレシピ
食用ゴキブリのメニューとレシピ。材料には、ジャガイモやタマゴと並んで、ゴキブリの名前が記載されています!

料理に使うゴキブリは、スタッフの増田さんが育てた安全なものが用意されていました。ちなみに、今回のレシピも増田さんが考案しています。

ゴキブリをどうやって調理するのか、どんな味なのか、そんな期待と不安の入り混じるなか、いざ調理スタートです!

マダガスカルヒッシングローチ(マダガスカルゴキブリ)のスパニッシュオムレツ

“鳴く”ゴキブリとして知られるマダガスカルヒッシングローチ。ペットとして飼育されていることも多いゴキブリですが、今回はスパニッシュオムレツの材料として登場です。同時に、タガメもスパニッシュオムレツにして、食べ比べしていきます。

ケースに入ったマダガスカルヒッシングローチ数匹
飼育ケースの中にいるマダガスカルヒッシングローチ。

手に乗っているマダガスカルヒッシングローチ
マダガスカルヒッシングローチを手に乗せる参加者さん。

参加者さんから「かわいい!」という声が聞こえてくるほど、人気のあるマダガスカルヒッシングローチ。皆さん昆虫好きな方ばかりなので、「ゴキブリ怖い!」なんていう人はいないのです!

下茹でされているマダガスカルヒッシングローチ
さっきまで元気に動き回っていたマダガスカルヒッシングローチ。

できればこのまま愛でていたい! という思いも儚く、マダガスカルヒッシングローチを下茹でしていきます。
命をいただくってこういうことなのです。グツグツと煮えたぎるお湯に浮かぶマダガスカルヒッシングローチを、参加者全員で見守ります。

茹でられたマダガスカルヒッシングローチ
茹でたてのマダガスカルヒッシングローチ。全体的にぷっくりと膨れています。

約5分間下茹でしたマダガスカルヒッシングローチは、ハサミで割って中身を取り出していきます。このままの姿でオムレツになると思っていたゴキラボ編集部。ちょっとだけホッとしたのは、ここだけの秘密です……。

下処理されるマダガスカルヒッシングローチ
ハサミを使い、肢、お尻、頭の順にカットしていきます。「さっきまで元気に生きていたのに~」なんて躊躇しちゃダメです!

主催者の内山さんと参加者
主催者の内山さん(写真真ん中)から昆虫の調理方法を伺いながら楽しめます。

「マダガスカルヒッシングローチは独特な匂いがあります。通常は臭腺をとって食べるのですが、今回はその風味を楽しみましょう」と、内山さん。
“姿は見えずとも、風味で存在感を出す!”これがマダガスカルヒッシングローチの通な味わい方なのです。なるほど。

剥かれたマダガスカルヒッシングローチ
解体したマダガスカルヒッシングローチの中身をスプーンでかき出します。見た目はカニの身っぽいです。

解体が終わったら、下茹でしたジャガイモやタマネギと混ぜ、卵液と合わせていきます。あとは、全体に火が通るまで焼くだけです!

ジャガイモとマダガスカルヒッシングローチの中身を混ぜる
さいの目に切って下茹でしたジャガイモとマダガスカルヒッシングローチの中身をあえます。

フライパンで焼く
フライパンで両面を焼いていきます。

完成したマダガスカルヒッシングローチ入りスパニッシュオムレツ
マダガスカルヒッシングローチ入りのスパニッシュオムレツが完成!

焼きあがったスパニッシュオムレツからは、食欲をそそるおいしそうな香りが。ゴキラボ編集部のお腹の虫もなり始めましたよ!

カットしたスパニッシュオムレツ。左がマダガスカルヒッシングローチ入りで右はタガメ入り
マダガスカルヒッシングローチのスパニッシュオムレツ(写真左)。写真右側のスパニッシュオムレツにはタガメの中身が入っています。

試食するゴキラボ編集部メンバー
試食するゴキラボ編集部メンバー。ゴキブリを味わうのはこの日が初めて。

マダガスカルヒッシングローチのスパニッシュオムレツは、風味がそこまで強くなく、とても食べやすい味でした。見た目も普通のスパニッシュオムレツと変わらないので、初めてゴキブリに挑戦する人にはおススメです。
一方、タガメのスパニッシュオムレツは、洋ナシのようなフルーティーな香りが特徴的。ムースやゼリーの香り付けにも使えそうです。

アルゼンチンモリゴキブリ(デュビア)とセミの成虫のパエリア

2品目はアルゼンチンモリゴキブリとセミの成虫のパエリア。ほかのゴキブリに比べて体が柔らかいアルゼンチンモリゴキブリは、初めての人でも食べやすい種類です。

ケースに入った大量のアルゼンチンモリゴキブリ
下茹で待機中のアルゼンチンモリゴキブリ。オスとメスの両方が入っています。

下茹でされた大量のアルゼンチンモリゴキブリ
下茹でされたアルゼンチンモリゴキブリ。さっきまで……(以下略)

調理工程はマダガスカルヒッシングローチ同様下茹でからスタート。下茹でされたアルゼンチンモリゴキブリのメスは、少しシャコエビに似ています。

アルゼンチンモリゴキブリを野菜と一緒に炒める
アルゼンチンモリゴキブリを野菜と一緒に炒める調理風景はインパクト抜群! 写真撮影をする参加者さんが続出していました。

ニンニクを入れたオリーブオイルに、セミの成虫、アルゼンチンモリゴキブリ、ブロッコリー、パプリカなどを入れ、炒め終わったらいったんお皿に取り出します。
なお、アルゼンチンモリゴキブリを炒めていたゴキラボ編集部メンバーは、複雑な気持ちだったと少し悲しそうな顔をしていました……。

セミの成虫とアルゼンチンモリゴキブリ、お米の入ったフライパン
アルゼンチンモリゴキブリとセミの成虫を入れたフライパン

オリーブオイルで透明になるまで炒めたお米に、セミの成虫とアルゼンチンモリゴキブリを投入。昆虫の姿はそのまま残るのか、ドキドキしながら炊き上がりを待ちます!

ふたをして加熱されるアルゼンチンモリゴキブリとセミの成虫が入ったパエリア
ふたをして約15分加熱します。

完成したアルゼンチンモリゴキブリとセミの成虫が入ったパエリア
ブロッコリーとパプリカを飾って、できあがり!

完成したパエリアは彩りもよく、とってもおいしそう! アルゼンチンモリゴキブリとセミの成虫は、無事(?)そのままの姿でパエリアの上に乗っていました。

アルゼンチンモリゴキブリのオス(左)とメス(右)が乗ったパエリア
写真左がアルゼンチンモリゴキブリのオス、右側がメスです。

試食するゴキラボ編集部メンバー
いただきま~す!

ゴキラボ編集部の名に恥じぬよう、一口でアルゼンチンモリゴキブリをいただきます。味はエビに近く、オスよりもメスのほうが味は濃厚でした。外皮が口に残るのが気になりましたが、味は想像以上においしかったです。これは、素揚げにすると絶対おいしいに違いない!

トルキスタンゴキブリ(レッドローチ)のチョコレート

デザートは、みんな大好き生風チョコレートを作っていきます。その名も「バグチョコキューブ」。トルキスタンゴキブリ、ミールワーム、ヨーロッパコオロギ、セミの幼虫をそれぞれ入れて、食べ比べしていきます。

ケースに入った大量のトルキスタンゴキブリ
コオロギのような見た目のトルキスタンゴキブリ。

作り方は、溶かしたチョコレートを型に流し込み、下茹でした昆虫をトッピングするだけです。料理初心者にも簡単にできるのが嬉しいですね。

ボールに入ったミールワーム
うごめくミールワーム。味にクセがなく、食べやすい昆虫です。

型にチョコレートとセミの幼虫を入れる
チョコレートを流し込んだ型にセミの幼虫をかわいくトッピング。

ココアパウダーをまぶしたトルキスタンゴキブリ、ミールワーム、ヨーロッパコオロギ、セミの幼虫入りチョコ
仕上げにココアパウダーをまぶして完成です。

「このチョコレートをバレンタインデーに渡したらおもしろいかも!?」という、昆虫食愛好家ならではの会話が飛び出すほど、キュートに仕上がった「バグチョコキューブ」。

数に限りがあるため、ゴキラボ編集部はトルキスタンゴキブリとセミの成虫を試食。トルキスタンゴキブリは味の主張が少なく、比較的食べやすかったです。セミの幼虫はナッツのような風味でチョコレートとよく合う味でした。

昆虫食を楽しむ参加者風景
できたての昆虫食を味わう参加者さんたち。わいわいと感想を言いながら試食をするのが楽しい!

「米とサーカスで昆虫食を楽しむ会」のまとめ

3種類のゴキブリを堪能したゴキラボ編集部。とくに「マダガスカルヒッシングローチのスパニッシュオムレツ」は、クセがなくおいしかったです。自分たちで調理することで、「食用ゴキブリ」を食材としてみることができ、抵抗なく味わえることができました。そして何より関心したのが、参加者さんたちの食に対しての好奇心。内山さんが普及啓蒙する昆虫食の素晴らしさは、こういった方々によって広がっていくのだなと思いました。

また機会があれば、内山さんが1番おいしいとおっしゃっていた「オオゴキブリ」を食べてみたいな、と思うゴキラボ編集部なのでした。

※昆虫食イベントは専門家の指導のもとで行っています。

取材協力:昆虫料理研究家、昆虫料理研究会代表、NPO法人食用昆虫科学研究会理事の内山昭一さん

著書「昆虫は美味い!」を持った内山昭一さん
長野県出身。幼少の頃から昆虫食に親しんでおり、99年より本格的に昆虫食の活動を開始。味や食感、栄養など、昆虫の食材としてのポテンシャルを追究している。イベントや講演、メディア出演なども多数。主な著書に「楽しい昆虫料理」(ビジネス社)や「昆虫は美味い!」(新潮新書)など。

取材店舗:獣肉酒家 米とサーカス

高田馬場駅にある居酒屋「獣肉酒家 米とサーカス」
高田馬場駅にある「獣肉酒家 米とサーカス」。イナゴやハチノコが味わえる「6種の昆虫食べ比べセット」などがメニューに並ぶ、ユニークな居酒屋さんです。

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